2017年10月05日

第三回竹ノ学校&イベント出店情報

久しぶりの更新です。予定では第二回「この戦場は南方」のレポートを書くつもりでしたが、八月に入ってから体調を崩してしまい病床に伏せていたためすっかり旬を逃してしまいました。
今回は記憶が新鮮な内に先日竹の会主催で実施した第三回陸軍竹ノ学校について紹介したいと思います。
第二回の記録映像は色々あって公開が遅くなりましたが近々公開予定です。

陸軍竹ノ学校と題した自主勉強会は主に昭和十七年頃、日本陸軍に入隊した初年兵が最初にうける初年兵教育について考察し実際に体験する学習会です。
戦時中実際にどのようなことが教育され、どのような苦労があったかを知る機会とし、得た知識や経験を幅広く参加者自身や社会生活に平和的に役立てていただきたいと考えています。
所謂ミリタリーマニアから全く軍隊に触れたことのない一般学生、一般社会人を対象とした学習会ですので、予備知識のない人、軍装品を所持していない人、性別、年齢、国籍を問わず参加者を募集しています。

今回は参加者の方々と共に、戦闘に関連した教練を中心に学習しました。学習内容は当時の教範(教科書)を基本とし、分隊規模の組織的行動ができる事を目標としました。指揮班が安全面に配慮する一方で参加者の方々には実際行動してみてどれほど体力を消耗するか、また剣術による格闘、突撃の恐怖感、危険性などを知ってもらうことに留意しました。
これは竹の会の勉強会での目的であるところの歴史を肌で学ぶ上で重要な点であり、生活面においては何が必要なのか、どうしていたのか考察する機会とし、また戦闘においては模造品とは言え凶器となる武器や一連の動作の危険を知ってこそ自分を律することが可能になると考えた上で実施したものです。
当勉強会も被服の着装要領から学び始め、ようやくスタート地点に立った感があります。

基本を学んだ上での各動作は映像作品における演出でもかなり効果を発揮しそうです。
今回記録映像や写真を撮っている上で特に強く感じ、何度も初年兵に立ち返り学習していかねばならないと思いました。
今後も学習を重ね得た知識や経験を平和的に活用していきたいと思います。

今回参加してくださった方々は第二回と違って見知った顔ばかり(笑)
とはいえ基本である軍装品の着装要領から学び、昼食は入営記念で麦飯二合、魚塩焼き(残念ながら今回はお頭無し)、豆腐汁、福神漬けを頂きました。食事は炊事班により今回も軍隊調理法に基づき調理。また今回麦飯を軍隊調理法にあるような沸騰した熱湯から炊くというのを試しましたがなかなか上手くいきました。炊飯ひとつ取っても勉強です。炊事班は初日大忙しでした。お疲れ様でした。
その後も各個教練を行い基本の所作を学びました。古参のマニアの方から「私が軍隊経験者教えてもらったのはこうだった」など様々な情報交換もして頂けたのでありがたい機会となりました。基本的な部分でも各連隊や時代によって差異があります。(例えば脚絆の巻き方や鉄帽の顎紐の処置など)





午後は軽く行軍した後天幕にて野営。夕飯は携行食とし焼きおにぎり、鰹節の佃煮、沢庵となりました。炊いた米は水分が多いと腐りやすく、水分が飛ぶので焼きおにぎりは熱地や寒冷地でもよく食されたそうです。
野営では個人で携行する携帯天幕を繋ぎ合わせ、下には枯れ草やシダ植物など植物を敷き、外套を羽織って就寝してもらいました。
前日に雨が降ったため地面の状態が悪かったこともあり寝苦しかったとは思いますが、行軍と野営にはいくつか目的がありました。
・背嚢を背負った状態での行軍で生じる体への負荷を体験する。
・背嚢への装備の縛着要領の重要性を知り、縛着の作業に慣れてもらう。
・背嚢、雑嚢等の装備には本当に生活に最低限必要な物しか入らず、それだけで生活するということ、また本当に必要な携行品は何かを知る。
・天幕野営は決して良い環境ではないが、睡眠なくして体力は回復できない。衣食住の住の重要性を知る。

このような目的を持ちつつ再現された70年前の装備でどのように生活するか、また昔はどうだったのかを学ぶ機会としました。



夜間は湿度が高く蚊が多かったので携行品の蚊取り線香も使用しました。少しでも住環境をよくする為に様々な道具が必要ですが、その分装備は重くなっていきます。
朝食は携行食である乾麺ぽう(大型乾パン)、缶詰(パイン缶)、飯盒で汁物とし、食後に装備をまとめ帰営。





その後は執銃教練から射撃、剣術等戦闘に関連した教練を中心に実施しました。









剣術では初年兵教育中刺突の要領を習得することになっているとのことなので、木銃を使って体験的に学習しました。
実際に突きつけられる、突きつける恐怖感、緊張感を知ることで武器取り扱いの危険性、重要性を知ってもらいました。
ミリタリーイベントでもよく話題になりますが、例え模造品でも銃剣を着剣した状態で相手に突きつける行為は危険ですし、相手に恐怖感や不快感を与えます。
日頃よりふざけて取り扱ってはならないものとして、剣術の項目は注意喚起も兼ねて実施することとしました。



暑さの中必死に教練し、昼食です。
昼食は混ぜ飯(牛肉代用で鯨肉大和煮)、豚すいとん、福神漬けとしました。また加給食で羊羹を食べ鋭気を養いました。



昼食後は場所を変えて戦闘教練の続きです。
基本所作の学習の後、散開、組前進の要領を学習します。



間隔をあけ散開し、一組、二組にわかれ前進を開始します。二組の射撃支援を受けながら一組が前進。






一組が目標地点に到着し射撃支援を開始し、二組も前進。




伏射の姿勢から立ち上がり前進。前進の姿勢は敵に接近するにつれ低くなっていきます。

続いて突撃の要領について学習します。
突撃発起地点まで前進した後、着剣し突撃命令を待ちます。(練習では安全面を考慮し着剣なしで行っています。)
突撃に進めの号令で前進開始。




続いて突っ込めの号令で銃を両手に握り敵陣に突撃します。












最後は総合訓練とし仮想敵を配置した上で散開、組前進、突撃まで一連の動作を演習しました。



訓練が終わり戻ってくると巻脚絆が解けていたり装具が汚損していたりと、反省点や改善点も見えてきました。




これも当時は何度も演練していくうちに改善していったのでしょう。
汚損した被服や装備は個人で整備してまた綺麗な状態に戻さねばなりません。
整備の要領も当時の教範がとても頼りになります。全てが学習の機会です。

こうして第三回陸軍竹ノ学校は無事終了しました。
初めて実施した戦闘に関する教練などでまた研究の幅が広がりました。これからも新しいことに挑んでいき学習していきたいと思います。
また今回も記録映像を撮影したので、近日中に第二回の様子を公開した後に第三回の映像も公開できたらと思います。
参加者の皆様、お疲れ様でした!

陸軍竹ノ学校は基本的には誰でも参加できるイベントです。第四回でも参加者を広く募集したいと思っていますので参加してみたい方はご検討よろしくお願いします。


竹の会出店情報

竹の会のイベント出店情報です。

10月21日



日華事変ヒストリカルサバゲー2017
主催:鈴木松次郎さん
昭和12年の第二次上海事変を想定したヒストリカルサバイバルゲームイベントです。
出店参加の予定ですが個人的に竹ノ学校の構成員をはじめ私も分隊長として指名された為ゲーム参加もします。
同時期の日本軍、中国軍の複製軍装品を中心に販売したいと思います。
ゲームに参加したいけど装備がないという人などは是非ご相談ください。


11月4日
PHS-11
主催:HARU様
すっかりお馴染みの川越PHSです。
今回も物販参加予定です。
よろしくお願いします。


11月5日
第84回ビクトリーショー
主催:サムズミリタリ屋様
毎度恒例のVショーです。今回も出店参加となります。よろしくお願いします。