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Posted by ミリタリーブログ at

2015年08月15日

終戦70年


終戦70年という節目の年を迎えました。
今年は戦争映画やテレビ番組、再現ドラマなど多数のメディア作品が次々と公開され反響を呼んでいます。
縁あっていくつかの作品製作のお手伝いなどさせて頂いておりますが、その度に様々な資料に目を通します。
そしてその資料から、過去から、何か大切なことを問いかけられているような気分になります。
過去から何を学んで、未来にどう活かしていけば良いのか、私たちは常に考えていかねばなりません。

今年も期間限定で竹の会製作の長編作品を公開します。
「ペリリュー決戦」も撮影から実に4年過ぎており、今過去作を見ると自分の未熟さが恥ずかしく何もかも隠してしまいたくなる時さえあります。
しかし「観てよかった」という声に励まされてこの活動もここまで続けることができました。
低予算自主製作映画という辺境の一角にある作品ではありますが、お陰様でDVDの在庫も残り数枚を残すのみとなり、「観たい!」と言っていただけることに感謝しつつ今年も公開します。

竹の会の作品が何かを考えるきっかけになって頂けたら幸いです。


また、今年は終戦70年の節目の年であり竹の会結成10年という年でもあります。
今年は特に作品製作に力をいれ、真面目な歴史再現作品からキャッチーなテイストの作品まで、様々なジャンルに取り組みたいと思っております。
価値観が多様化している昨今、色々な角度からの目線の作品があれば、色々な入り口から歴史に興味を持つ方もいるのではないかと考えています。
竹の会の作品は「きっかけ」になれれば十分です。
私はもっと多くの人に観て欲しい戦争映画や、知って欲しい歴史のエピソードが沢山あります。
今後はそういったものを紹介する記事も書けていけたらと考えていますので、当ブログをよろしくお願いします。

最後にペリリュー決戦の撮影を思い出していたら懐かしくなったので、作品製作のきっかけの一つになった、ペリリュー島調査旅行へ行った際に撮った写真を何枚か紹介します。


ペリリュー島より北部の群島の一角にあった日本軍陣地。猛攻撃を受けた跡が生々しい。


ペリリュー島付近で沈んでいる日本軍の上陸用舟艇。


ペリリュー島の米軍上陸地点。オレンジビーチ。


日本軍のドラム缶陣地。ペリリュー島では石灰岩の地面が硬く土が少ないため土嚢を作ることが難しかったということもあり、ドラム缶に海岸の砂を詰めて洞窟陣地入り口の防護に利用したりしていたようです。米軍側も土嚢が作れず、海岸の砂を利用していたということです。

最後に、調査中に偶然手に入れたパラオ関連の写真です。
昭和初期に撮られたもので、恐らくパラオ本島であるバベルダオブ島か、コロール島での写真であると思われます。


何かの建物を建てているようですが、詳しくはわかりません。法被を着ている方々は大工の職人かもしれません。
白い半袖短パンの服装は海軍の防暑衣と防暑帽の組み合わせのようにも見えますので、ひょっとしたら軍の施設を建築中の設営隊隊員と現地で雇われた職人の記念撮影なのかもしれません。

  

Posted by メラーノ at 12:03Comments(0)映像作品

2015年08月14日

BH出展終了、コミケ情報!

先週末のブラックホールショーでの出展、無事終了しました。
お立ち寄りいただいた皆様、ありがとう御座いました。




物販スペースではDVDと、撮影小道具や集めた資料の整理品など販売しました。
最近は撮影用に製作した階級章などの小物類も量産して販売しています。
これまでは陸軍の階級章(襟章)中心に製作してきましたが、希望の声が大きかった為海軍の階級章も製作、販売を開始しました。



価格は一枚1000円からで手間のかかる物はもう少し高くなります。このタイプの階級章は最近は入手困難ということらしく、着装派の方々から強い要望がありました。作ってみるとまたえらく手間がかかるのでいくらか省略して作っています。材質もフェルトです。
ウールを使った本格版の製作は、考えてはみますが単価はぐっと上がってしまうでしょう・・・。


この写真は実物、または払い下げ品の複製品も混ざっていますが、陸軍の階級章では九八式や織り出しの三式一等兵、襟章を胸から下げるために使用する襟章用台座など製作販売しています。最初は物販でDVDだけだと面白みがないので撮影用に製作した物の余りをグッズ的に販売していたのですが、お陰様で好評でしたので時間を見て量産しています。


最近好評なのはこの水筒口栓です。針金タイプのコルク栓の複製品です。
日本陸軍の昭五式水筒は当初は旧型水筒と同じタイプの口栓を使用していましたが、旧型の口栓は外れやすい等の問題点から留め革を通す金具が針金になり形が広がったタイプになりました。支那事変初期から使用が確認されています。
市場で出回っている水筒に付属する口栓の複製品はどれも木製の口栓で、太平洋戦争突入直前辺りから使用されているということなので、撮影時の写り込みを気にして製作しました。最初は知人、友人のマニアから「俺にもくれ」と言われ作っていたのですが、次第にその声が強くなっていったので今では必ず出展時に並べています。
一般の方からしたら「なんだこれ?」といったところでしょうが(笑)




今回の上映はモニター式になったのでこれまでのような暗幕は張らず、歩きながらチラ見できるようにしました。同フロアでアイドルの皆さんがライブもやっているのでこれくらいが丁度良いと判断しました。

準備期間があまりなくてんやわんやの出展でしたが、今回も常連の方や知人、友人の方々に支えられまして、楽しく出展させていただきました。
また多数お問い合わせ頂いている「孤島の誓い」DVDですが、秋頃には販売できる予定ですのでもう少々お待ち下さい。
今回は新作映像として短編作品「りくぐん のらいぬ ものがたり」第一話と、春に実施した初年兵教練会の記録映像「陸軍竹ノ学校」前編を上映しました。
最近コメディタッチの作品などは作っていなかったので新鮮な気持ちで取り組めました。
本来この二本は上映予定ではなかったんですが数日間の徹夜編集作業でなんとか間に合いそうだったので持ってきました(笑)
ギリギリだったので関係者への告知もほとんど出来なかったのですが、好評でした。
Youtubeでの公開などはまた日を改めて行いたいと思います。




「りくぐん のらいぬ ものがたり」
あらすじ
とある国のとある軍隊で、どう見ても見た目がフワフワしている野良犬夫という兵隊がいた。
野良一等兵は厳しい軍隊生活の中で時に戦友と力を合わせ、時に要領よく上官のビンタをかわしながら少しずつ成長していく。
竹の会初の営内モノにして着ぐるみを使ったコメディ作品!

短編作品で短いエピソードが何本かをまとめて一話としています。
広く色々な人に見てもらおうということで製作していますので全体的には明るいお話なのですが、上官に殴られ蹴られ、如何にして要領よくやるか苦戦するなど軍隊を語る上では必要不可欠なテーマを盛り込んでおります。
観ていただける方々に非日常的な日常の中に笑いと、軍隊生活の悲哀とをお届けできたらと思っております。
今後はシリーズ化する予定で、少しずつエピソードを増やしていく予定です。

今後のイベント出展などのお知らせですが、まず終戦記念日に合わせまして、今年も期間限定配信で過去作をyoutubbe上で公開します。
内容については本日中にまた改めて告知します。
また本日より開催のコミックマーケット88ですが、本日東館、サークルスペースマ26aたまやさんにて店番として配属されることになりました。
ビラくらいは置けそうですがDVDの委託販売は考えていなかったのでやれるかはわかりませんw
マ24b辛子工房さんの方もよろしくお願いします!
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Posted by メラーノ at 04:13Comments(0)イベント出展情報

2015年08月02日

八月八、九日はブラックホールショー出展

ご無沙汰しております。厳しい暑さが続いてますね。撮影にはこたえる季節です。



Vショーの出店でご利用いただいた皆様、ありがとう御座いました。

さて急なお話なのですがようやく八月のブラックホールショーへの出展が確定となりました。しかし現在会場の設営内容が確定しないため、どのような形になるかわかりません。
なので、今回はサクッとご覧いただける新作の短編作品他、現在製作進行中の企画の宣伝映像や、今年開催した初年兵教練ごっこのレポート映像などの上映、DVDの販売、撮影小道具払い下げ品の販売を行いたいと思います。

販売するDVDは既刊である「ペリリュー決戦」(在庫残り僅か)と、「狼の一日」(短編集)の二種類になります。
新作である「孤島の誓い」はもう少しかかりそうです。

撮影払い下げ品は小道具の整理状況によるのですが、ここ最近はテレビも終戦ドラマシーズンですので再現ドラマなどへの貸出があり、ちょっと手が回るかな?といったところです。それとは別に、ここのところ損耗の激しい衣装小道具を自活して更に予算削減を目指しておりまして、その過程で製作した試作品や余剰品の販売も行います。
最近は徽章類と戦闘帽など作ってみたりしてます。実際に作ってみると新たな発見が沢山あって興味深いですね。
当時の軍隊が用途や環境、それにあった材質などについてどのようなを計算してデザインしたのかなど、また一味違った歴史の一面を見ているような気がします。



ブラックホールショーは東京、浜松町で土日の二日間開催です。
それではブラックホールショーでお待ちしております!(※写真はイベントイメージ図)

  

Posted by メラーノ at 00:12Comments(0)イベント出展情報