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Posted by ミリタリーブログ at

2016年01月19日

本年もよろしくお願いします。



ご挨拶遅くなりましたが、本年も竹の会をよろしくお願い申し上げます。

写真の鏡餅は戦時中に作られた統制陶器の一つ。正月の鏡餅でさえ食糧事情から鏡餅もこのような陶器製の飾りに取って代わりました。
戦時中の国内の厳しい状況を物語る品の一つだと思います。
今年も竹の会は気を引き締めて製作活動に励みたいと思います。





昨年年末のビクトリーショー出店の際、ブースへお越しいただいた皆様、ありがとうございました。




今回は中国国民党軍の階級章各種と、第二次大戦後期に使用された中国雲南遠征軍の帽子を試作し販売しました。

国民党軍の襟章は台座の色で各兵科を表します。
赤(紅色)が歩兵なのは日本と共通ですが、黄は国民党では騎兵、黒は輜重、白は工兵、藍は砲兵、浅紅は憲兵を表します。

雲南遠征軍は戦争後期には米軍の教育を受け、装備と兵器は米英軍のものを使用していたため精強な部隊として日本軍と対峙した部隊です。
雲南遠征軍との戦いで、ビルマ方面で日本軍は大きな打撃を受けることになります。
国民党軍というと青灰色、もしくは薄く緑がかったカーキ色の服で帽子はドイツの規格帽に似た形が一般的ですが、雲南遠征軍ではより簡易な形となり、代わりに顎紐がつき帽章も織り出しの布製のものに変わりました。生地も明るい色となり、米軍からレンドリースで得た生地なのではないかと思われます。


肩の部隊章、胸の名札も試作してみました。名札の書き方には色々パターンがあるようです。
部隊章の88Dは陸軍第88師団を示します。88師は中独合作で派遣されたドイツ軍事顧問団の教育を受けた精鋭で、第二次上海事変に参加したことで有名です。
少し話は逸れますが第二次上海事変当時、ドイツは日本と中国国民党、双方と関係を持ちながら戦いを支持していたということになり、当時の微妙な政治関係が垣間見えます。またこの時日本はドイツを通じて停戦協定を結ぼうとしました。
また当時の証言などで確認できますが、この戦いには大規模な国民党軍の督戦隊が戦場に展開し、後退しようとする友軍を攻撃し激戦となりました。
88師団もこの督戦隊と衝突し大きな損害を受けたとのことです。一枚岩ではない国民党の内情や各軍閥との複雑な関係性なども考えさせられます。


何度か試作し販売している木製の三式地雷、九九式破甲爆雷は今回も好評でした。
材料の調達、製作に手間がかかるためあまり多くは作れません。

九九式破甲爆雷は嚢に収められるよう、信管パーツをネジ式で取り外せるように改良しました。
今回も磁石部分は安全を考慮してゴムスポンジ製ですが、吸着側に磁石を仕込んであるので金属に張り付きます。

撮影小道具にと調べだし試作を続けてきた軍装品ですが、最近はありがたいことにイベント会場でのやり取りやメールにて注文を頂けることも増えてきました。
素人細工ではありますが、ご注文頂いた方を優先して製作販売しております。

さて年始早々に竹の会恒例の美術小道具、衣装類の一斉整備を実施しました。
昨年は映画やテレビの再現ドラマ、演劇など様々な場面で衣装小道具の貸出もありました。
竹の会では年に一度一斉に検査、整備することで物品の長期使用、また急な依頼などにスムーズに対応できるよう努力しています。





※全て合法品です。

10年間ひたすらに収集した結果ではありますが、量が多いので毎年大変です。
ツイッターで何度か書いているのですが、被服類の整備についてフォロワーの皆さんは関心があるようでした。
機会を見て被服の整備、管理方法についてこのブログでもまとめてみようと思います。


昨年は新作の撮影など実施していたのですが発表には至りませんでした。
本年はできるだけ完成作品や研究成果を発表できるよう努力したいと思います。

歴史映像研究会 竹の会 2016  
Posted by メラーノ at 05:39Comments(0)出演者等、募集情報

2013年02月01日

新作「孤島の誓い」(仮)出演者募集中!

「歴史映像研究会竹の会」にて、新たに製作することになった映像作品の出演者、スタッフを募集しています。

内容は2011年度作品の「ペリリュー決戦」(横浜アクション映画祭深作健太賞、福岡インデペンデント映画祭美術賞、優秀作品入選)の番外編で、海軍側の視点を中心としたドラマ作品になる予定です。

主に募集している出演者は
・主演 功刀技術中尉(二十代)学徒動員で士官となる。結婚してすぐに出征する。
・靖子(二十代女性)主人公の妻
・海軍下士官山上二曹(二十~三十代)主人公の補佐をする。
・海軍軍属士官(二十代~三十代)主人公配属の設営隊の下で施設隊の指揮をとる。
・朝鮮人軍属康本 キレ易い。
・朝鮮人軍属朴木 よくサボる。
・朝鮮人軍属月岡(二十代~三十代)主人公と仲が良くなる。教養がある。
・海軍軍属南龍一(二十代~三十代)龍二の兄。兄弟で軍属として入隊。弟を生きて帰国させようと努力する。
・海軍軍属南龍二(二十代~三十代)龍一の弟。明るく楽観的な性格だが、自分の為に無理をする兄を気遣っている。
・加藤中佐(三十代)ペリリュー航空隊本隊所属。
・笹塚技術大尉(三十代~四十代)設営隊分隊長。

エキストラ
・米海兵隊隊員(第一海兵師団。白人の男性の方、二十代~三十代、その他エキストラ要員)
・米陸軍隊員(第321聯隊)
・海軍陸戦隊、設営隊(第45警備隊ペリリュー派遣隊、第214設営隊)
・陸軍歩兵第二聯隊

その他、興味を持った方で一緒に作品を作って頂ける方のスタッフ参加も歓迎します。
真に恐縮ながら、低予算作品のため、ギャランティーは基本的にありません。
(スタッフ一同、ボランティアで協力してくれています。)

撮影場所は関東、主に千葉県です。
撮影期間は二月中旬頃からを予定しております。

とりあえず二月二十三、二十四日は確定。撮れるシーンから撮ります。

完成した作品は映画祭等に出展する予定です。

もし興味ありましたらご一報下さい。よろしくお願いします。

※時間があまりありませんので、御連絡はお早めに!  
Posted by メラーノ at 09:13Comments(0)出演者等、募集情報