2015年02月26日
二・二六事件シリーズ「狼の一日」期間限定配信!
今年も2月26日を迎えましたので、恒例行事であります二・二六事件シリーズ作品の期間限定配信を行います。
今年はシリーズ最新作である「狼の一日」を三月一日まで配信します。
配信版はロゴマーク及びCM入りです。
「狼の一日」2013年度作品
あらすじ
1938年、戦火激しい中国大陸。
日本陸軍のある部隊が中国国民党軍との戦いの中、突如として現れた謎の偽日本軍部隊に攪乱、包囲され孤立する。
状況を打開すべく上野軍曹はかつて共闘した軍閥の猛上尉を頼ることに。
猛上尉の部隊は元奉天派で、一応は国民党軍の指揮下にありながら日本軍と協力関係にあった。
しかし、上野は偶然にも猛が国民党中央政府軍の将校、陳と武器の取引をしている現場を目撃してしまう。猛上尉は二重工作をしていたのだ!
口封じの為、追っ手を放つ猛上尉。部隊と自身を窮地に追い込まれる上野軍曹。お互いに容赦なく騙し合い、殺し合う。
正義の無い戦場が日常と化した、狼達のある一日。
竹の会がお送りする大陸活劇!
「狼の一日」DVD好評発売中!
お求めはイベント(作品上映会、ワンフェス、コミケ、Vショー等の出店)か、通信販売にて受付中!
価格は一部千圓。購入希望の際はメール(taem.take@gmail.com)、もしくはブログコメントで御問い合わせ下さい。
(確認に時間を頂く場合も御座います。売り切れ次第終了となります。ご了承下さい。)
ツイッターからの引用になりますが、二・二六シリーズ過去作「至誠の聲」(二作目、現在配信なし)を気まぐれに再編集をしています。
二・二六事件というテーマには沢山の思い入れがありまして、単なる愛国美談でもなければ、狂気じみた悲喜劇とも思えないし、思いたくもないのです。
本気で改革を願った人、利用された人、利用した人、様々な思惑が混じり合った歴史的事件です。
過去作「二・二六の残影」では青年将校の怨念と化した忠義心を、「至誠の聲」では各派閥間の対立を交え違った視点から青年将校の愛国心を、「夜の太陽」では警察官の視点から更に様々な形での正義、悪の立場があったこと、そして日本が暗い時代にあったことを作品に練りこみました。
大陸西部劇風の「化狸作戦」では事件を中心に、死に場所を得られなかった男達の物語を描きました。
同じく大陸西部劇路線の作品となった「狼の一日」は、「化狸作戦」の流れを汲んではいるものの当時の中国の複雑な状況が登場人物の間で語られています。
この作品を観て笑って頂いて、また歴史の一部を知るきっかけになってくれれば大変嬉しく思います。

劇中より主役の恵田さん。上野は二・二六事件において下士官として決起部隊に参加した。激戦地を転々と歩き回されているという設定の人物。

劇中より猛上尉の軍閥部隊。中国では悪名の高い張宗昌軍閥の残党部隊という設定で、装備もキャラクター性もバラバラ。
国民党中央軍や日本軍に媚を売りつつ他軍閥への影響力を高めようと必死である。しかし彼らもまた長い戦乱の中で生き残ってきた結果どうしようもなく歪んでしまった哀れな兵隊たちなのかもしれない。
竹の会作品の歴史に残るB級名悪役となりました。

劇中ちらっと映る猛の兵隊姿。張軍閥で最初は一兵卒からスタートし、辛亥革命のシンボルである十八星旗を手に奮闘。以降軍官の道を進み泥沼の内戦時代を経て、敗戦、張将軍暗殺、軍閥離散という人生転落劇を経験し今に至るというわけである。戦争さえなければ、彼も平凡な一青年であったかもしれない。

劇中より戦闘シーン。戦闘は大雨の中の撮影と今までにない過酷な状況でしたが、かえってこの作品らしい味がでたかなと思っております。
最後に、二・二六事件にあたって亡くなられた方々に哀悼の意を表します。 続きを読む
今年はシリーズ最新作である「狼の一日」を三月一日まで配信します。
配信版はロゴマーク及びCM入りです。
「狼の一日」2013年度作品
あらすじ
1938年、戦火激しい中国大陸。
日本陸軍のある部隊が中国国民党軍との戦いの中、突如として現れた謎の偽日本軍部隊に攪乱、包囲され孤立する。
状況を打開すべく上野軍曹はかつて共闘した軍閥の猛上尉を頼ることに。
猛上尉の部隊は元奉天派で、一応は国民党軍の指揮下にありながら日本軍と協力関係にあった。
しかし、上野は偶然にも猛が国民党中央政府軍の将校、陳と武器の取引をしている現場を目撃してしまう。猛上尉は二重工作をしていたのだ!
口封じの為、追っ手を放つ猛上尉。部隊と自身を窮地に追い込まれる上野軍曹。お互いに容赦なく騙し合い、殺し合う。
正義の無い戦場が日常と化した、狼達のある一日。
竹の会がお送りする大陸活劇!
「狼の一日」DVD好評発売中!
お求めはイベント(作品上映会、ワンフェス、コミケ、Vショー等の出店)か、通信販売にて受付中!
価格は一部千圓。購入希望の際はメール(taem.take@gmail.com)、もしくはブログコメントで御問い合わせ下さい。
(確認に時間を頂く場合も御座います。売り切れ次第終了となります。ご了承下さい。)
ツイッターからの引用になりますが、二・二六シリーズ過去作「至誠の聲」(二作目、現在配信なし)を気まぐれに再編集をしています。
二・二六事件というテーマには沢山の思い入れがありまして、単なる愛国美談でもなければ、狂気じみた悲喜劇とも思えないし、思いたくもないのです。
本気で改革を願った人、利用された人、利用した人、様々な思惑が混じり合った歴史的事件です。
過去作「二・二六の残影」では青年将校の怨念と化した忠義心を、「至誠の聲」では各派閥間の対立を交え違った視点から青年将校の愛国心を、「夜の太陽」では警察官の視点から更に様々な形での正義、悪の立場があったこと、そして日本が暗い時代にあったことを作品に練りこみました。
大陸西部劇風の「化狸作戦」では事件を中心に、死に場所を得られなかった男達の物語を描きました。
同じく大陸西部劇路線の作品となった「狼の一日」は、「化狸作戦」の流れを汲んではいるものの当時の中国の複雑な状況が登場人物の間で語られています。
この作品を観て笑って頂いて、また歴史の一部を知るきっかけになってくれれば大変嬉しく思います。

劇中より主役の恵田さん。上野は二・二六事件において下士官として決起部隊に参加した。激戦地を転々と歩き回されているという設定の人物。

劇中より猛上尉の軍閥部隊。中国では悪名の高い張宗昌軍閥の残党部隊という設定で、装備もキャラクター性もバラバラ。
国民党中央軍や日本軍に媚を売りつつ他軍閥への影響力を高めようと必死である。しかし彼らもまた長い戦乱の中で生き残ってきた結果どうしようもなく歪んでしまった哀れな兵隊たちなのかもしれない。
竹の会作品の歴史に残るB級名悪役となりました。

劇中ちらっと映る猛の兵隊姿。張軍閥で最初は一兵卒からスタートし、辛亥革命のシンボルである十八星旗を手に奮闘。以降軍官の道を進み泥沼の内戦時代を経て、敗戦、張将軍暗殺、軍閥離散という人生転落劇を経験し今に至るというわけである。戦争さえなければ、彼も平凡な一青年であったかもしれない。

劇中より戦闘シーン。戦闘は大雨の中の撮影と今までにない過酷な状況でしたが、かえってこの作品らしい味がでたかなと思っております。
最後に、二・二六事件にあたって亡くなられた方々に哀悼の意を表します。 続きを読む